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INTERVIEW / PM

不確実をほどき、現場で使える形へ。

AI開発は、どこまでできるのかが最初から分からない。不確実な技術と複雑な現場の間で、進むための設計をつくるPM・松田慎太郎の仕事を聞きました。

プロジェクトマネージャーの松田慎太郎
PORTRAIT / 松田慎太郎
NAME松田 慎太郎PROJECT MANAGER
OPENING

THE FULL STORY

Airionは、IT(情報技術)とOT(制御技術)の壁を越え、製造現場にAIを実装する東大発スタートアップです。AI開発は、どこまでできるのかが最初から分かりません。その状態からメンバーをまとめ、プロジェクトを進めるのがAirionのPMの仕事です。

法学部出身、プログラミング未経験から社会人をスタート。BPO、事業会社、コンサルを経てAirionへ。松田さんに聞きました。

QUOTE
AIに投げるだけでは、うまくいかない。

案件ごとに異なる現場の前提を読み、入力、作業、運用を組み替える。技術を使うことではなく、顧客の役に立つ形で残すところまでがPMの仕事です。

THE STORYFROM THE PERSON WHO BUILDS
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「きっかけは、0から作ってみたい」

Q.ご経歴と、Airionを選んだ理由を教えてください。

A.大学では法律専攻で、当時プログラミングは一切やったことがなくて。就活の時に「ITをやりたい」と思い、1社目は大手BPOの会社でITサービスのCS設計や立ち上げ支援、次にECカートシステムの事業会社でPM、その後コンサルで組織設計や採用支援をやって、Airionが4社目です。

きっかけはスカウトをいただいてホームページを見て、何の会社だろうと思って。すでにいくつか面接を受けたりしていた中で一番、何もなさそうだなと思いましたね。調べてもあんまり情報が出てこない(2026年1月当時)。他社ではAI系のスタートアップでも音声系のチャットボットとか、けっこうキラキラした会社を見ていたので、その中でAirionが一番何も書いてないなと思って。

逆に気になって河村さん(CEO)とのカジュアル面談を受けたら、現場の解像度やビジョンがしっかりしていて心動かされました。未開の地を開拓したい、プロダクトや組織設計まで含めて、とにかく0から作ってみたいと考えていたところだったので、選考を受けようと決めました。

作業着を着た松田慎太郎
PROJECT MANAGER / 01
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図面は手書き、Excelの表に1日何時間

Q.今どんな現場に向き合っていますか。

A.お客様は工場でPLC(設備の自動制御を行う産業用のコンピュータ)の制御をやっていたり、ラダー(はしご状の図でプログラムを表す言語)を書いている方々です。そこでかなり地道な手作業に時間を使っている。ラダーを手で書くのはもちろん、その前段階の仕様をExcelの表に落とすのに1日何時間もかけたり。

しかも、それができる人が限られている。10年20年やっている人は当たり前にできますが、新人には厳しい、「職人技」が大量にある業界です。そしてそのベテランが毎年少なくなっているのであまり猶予は無いなと思っています。

将来的には工場のシステム全体を、というのはもちろんですが、まずはそういった泥臭い作業をAIで自動化しましょう、というところから入っています。

Q.入る前の想定と違ったことは。

A.最初は、もうちょっとITが入っているのかなと思っていました。でも製造の現場は、そもそもインターネット環境がない、電子機器を持ち込んではいけないというところも結構あるんです。紙に書いてバインダーに挟んでいる。+αの改善じゃなくて本当に0からなんだなと。それでも「部分的にでもいいから改善したい」「この作業だけでも自動化したい」という相談は多い。紙とExcelしかない状態から、AIで何ができるかを組み立てる。想定よりずっと大変だなと思いました。

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「AIに投げるだけでは、うまくいかない」

Q.この会社でなければ得にくい難しさ、面白さは。

A.ラダーを生成するとなった時に、AIにただインプットを投げるだけではうまくいかない。逆に言えば、投げるだけで済むような仕事なら、そもそも我々が入る必要がないんです。

細かいヒアリングとすり合わせのなかで、インプットをどう変換するか、人間の作業がどこまで残るのか、いろんなことを決めながら進めていく。案件ごとに状況が違うので、そこが難しさでもあり面白いところでもあります。

Q.入社前に知っておいてほしい厳しさは。

A.単純に作っているものがすごく難しいです。AIでやらせてみたがうまくいかない、それでもなんとかお客様の役に立つ形で残さないといけないことがしばしばあります。今までAIでは不可能と言われ続けてきた領域へのチャレンジをしているので厳しさはありますね。

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営業から温度感を引き継ぎ、エンジニアと毎日Slackで

Q.営業・エンジニアとの連携は。

A.営業は商談を何回もやっているので、お客様の温度感を感じながら進めてきている。だから顔合わせの時に、その温度感にいかに自分が追いつけるか。営業とお客様のあいだでどういう話をしたのかを吸収するのが、最初にやることです。

エンジニアとは、一緒にものを作っていく仲間になる。毎日Slackでやりとりしながら、課題や悩みを言い出しやすい雰囲気を作って、自分で解決できるところは解決し、お客様に相談すべきところは相談する。ただシステムを作るだけじゃなく、使った結果その業務がどうなるのかまで組み込んで開発する。案件をこなすというよりも、お客様ごとに新しい業務の形を作っていくぐらいの感覚ですね。

05

ふわっとした状態から始める

Q.他社のPMと違うところは。

A.大手のシステム開発会社だと、設計書とスケジュールと予算があって、PMはまずそれを守るように動くと思います。でもうちは、どのぐらいできるのかがまず分からない。AIの性能によるので検証しないと見えない。期間も読めない。となると、いくらで見積もれるのかも分からない。結構ふわっとした状態で始まります。

そのなかで見極めながら進める能力は他社より必要です。ただ、そこで効いてくるのは前職までの知識というより、分からないものを考えながら進めていく姿勢だと思います。だからPMや業界の経験がまだ浅い人でも、「やってみたい」なら是非。向いているのは、違いや新しさを面白いと感じられる人、とりあえず自分で考えてやってみたい人だと思います。

Q.一人で放り込まれる、という感じではない。

A.入社時は体制も整っておらず、やり方が全く定まっていなかった。ただこの半年でPM業務のフローを整理して、ドキュメントをテンプレート化してきたので、AirionでPMをやるハードルは半年前と比べるとだいぶ下がっていると思います。案件も一人で抱える形ではなくて、営業ともエンジニアともすぐ相談できる距離感でやっています。大熊さん(CTO)もかなり現場寄りで、案件の進め方のような技術以外の部分でも相談に乗ってくれるというのも大きいですね。

Q.最後に、今後の目標を。

A.まずは今動かしている案件で成果が出るところまでやり切りたい。その先は、それを自社のプロダクトに還元して、行く行くは業界の皆さんが使えるもっと便利で汎用的なプロダクトに落とし込むのが長期的な目標です。

JOIN THE BOUNDARY

まずは、話を聞きに
きてください。

Airionでは、ITとOTの壁を越え、製造現場に本気で踏み込んでいくPMを募集しています。採用特設ページから、まずはカジュアル面談へ。